留学生の受入・派遣

米山記念奨学会

ロータリー米山記念奨学会は、将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することを目的としています。優秀とは（１）学業に対する熱意や優秀性はもちろんのこと、（２）異文化理解（３）コミュニケーション能力への意欲や能力に優れている点が含まれます。

ロータリー米山奨学生は、ロータリークラブを通して日本文化、習慣などに触れ、社会参加と社会貢献の意識を育て、将来ロータリーの理想とする国際平和の創造と維持に貢献する人となることが期待されます。年間の奨学生採用数は720人、国内では民間最大の国際奨学事業となっています。これまでに支援してきた奨学生数は、累計で18,648人（2015年7月現在）。その出身国は、世界123の国と地域に及びます。米山奨学制度には、奨学金による経済的な支援だけでなく、ロータリークラブ独自の世話クラブとカウンセラー制度による心の通った支援があります。

青少年交換プログラム

16歳から18歳未満の高校生を1年間海外のロータリーと交換することにより、その国の言語を習得すると共に、風俗・習慣・文化を直接体験し、その中で相互に国際理解と親善を推進することを目的としています。『ロータリー国際親善大使』として交換学生を位置づけています。日本全体では毎年250名～300名、40カ国ほどの国と学生の交換が行われています。

ロータリー財団プログラム

ロータリーには1917年に設立された「ロータリー財団」があり、世界中のロータリアンの寄付によって現在4つのプログラムを運営しています。
（１）新地区補助金
（２）グローバル補助金
（３）平和フェローシップ
（４）ポリオ・プラス

この中で、 （２） 「グローバル補助金」には、以下の６つの重点分野があり、この6分野を世界の大学・大学院で研究されている方で、ロータリーの条件にあった方へ奨学金を授与しています。
・ 平和と紛争予防／紛争解決
・ 疾病予防と治療
・ 水と衛生設備
・ 母子の健康
・ 基本的教育と識字率向上
・ 経済と地域社会の発展

（３） 「平和フェローシップ」は、以下の6つの大学と提携し大学の中に「ロータリー平和センター」を創設、そこで研究する学生を毎年世界で100名まで選抜し、紛争予防とその解決のための学術教育を提供して、世界各地で平和の推進者となる人材を育てるための奨学金を授与しています。
① デューク大学およびノースカロライナ大学チャペルヒル校（米国、ノースカロライナ州）
② 国際基督教大学（日本、東京）
③ ブラッドフォード大学（英国、ブラッドフォード）
④ クィーンズランド大学（オーストラリア、ブリスベーン）
⑤ ウプサラ大学（スウェーデン、ウプサラ）
⑥ チュラロンコーン大学（タイ、バンコク）